電線がひゅうひゅうんとうなっている
民間広告機構ACのコマーシャルが聞こえると
オレの脳みそは直ちにイライラする。
オレも日本のチカラは信じたいが
政府や東京電力などの無策愚策を眺めていると
直ちには信用ができない。
オレはねっこが貧乏人だから
「あのタレントのギャラは幾らだろうな」と。
詩の朗読のような気味が悪いCMも多い。
アレを観たヒトビトは
「そうだ。自分には思いやりが足りない。
傲慢であった。直ちに反省をし思いやりをもとう」と想うのだろうか?
そういう「具体的な効果」がなければ
それは「広告の本質」を欠いている。
オレは想う。
「なんかがんばろう的なこと言ってりゃあいいんじゃんねー」
と。
オレは停電や有事に備えて
9日間関西で「アナログ生活」をトレーニングした。
パソコンもドライヤーも電子レンジもいらない。
テレビで「停電簡単レシピが流行っている」
「地震保険の相談が3倍に」と報道している。
オレはアクビがとまらない。
「サバの味噌煮の缶詰と豆腐を混ぜるとかなり美味しい」
「トマトジュースで野菜を煮込めば卓上コンロでオッケー」
その「レシピ」を真剣にメモしている奥様たち。
それらはオレの日常的な食事で豆腐は豆腐で
味噌煮は味噌煮で食べた方が美味いと想っている。
また野菜を齧りながらトマトジュースを飲めば
貴重な燃料も消費しない。
オレは言い切ろう。
「想像力のない愚鈍で
政府や企業の忠実な消費者たちが着実に育ち
日本全国を闊歩している」
もっと短いコトバで言うと「バカ」だ。
東京電力も保安連も政府もトップはバカだ。
バカにつける薬はネットでも売ってない。
オレはがれきの山を
レインをリュックに入れて
ブイーンブイーンと唄いながら歩くカオルとレインが見える。
おりゃー。