2012年02月22日

ジェネレーションズを振り返りつつ

〜時々すべてが無意味に想える
 それでもボクらは唄をつくる

この「ジェネレーションズ」をつくってから
ちょうど10年だ。
詩が難航しベーシスト種子田健のチカラを借り
酒をやめ発表した。

「21世紀最初の名作」と自画自賛していたが
10年経ち原発の事故がありルールが変わった。


当然その頃は10年分なにもかもが新品で
当時37歳の野心もいまからみれば真夏のプールに
乱反射する太陽よりずっと眩しかった。

ブイーン

〜勝手に時は流れた すごい速いスピードで ボクらを揺らしながら
 ヤツらはミスをしている ボクらはキスをしている  愛してる
「カオル/ swing」より


不適切不謹慎を承知で言えば
今回の震災と原発事故は「ちょー刺激的」だった。
さらに年末の2週間近い留置所暮らしも。

オレはいままでそれなりに
不格好な自分を愛し許し必死に「価値観と美学」を
建設し柔軟によいものを取り込んでいこうとしていた。

でも上記のふたつであらかた崩れた。
佐野元春のコトバを借りれば
「あらゆる幻想を打ち砕くことからはじめてみる」という心境。


野心や有名になることや
そういうことではなくて
いかに自由に生きるか。

そして手垢のついていない形骸化されていないコトバで
「カオルはなにを話すのか」だ。


オレは文化人ではないし
なかば自嘲気味に「チンピラ詩人」と名乗っているが
実のところ「かたがき」はどうでもいいのだ。
長髪の変なおっさんでいい。

30年間「将来の夢」は変わっていない。
それは「ロックスター」だ。
しかし。
問題は。
すでにいま「その将来」ですよね明智さん。


ボクらはガラクタジェネレーションズ
posted by カオル at 17:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする