あまりバリューのないコンテストの
3位を発表するような口調で。
「血液綺麗です」
え?
そんなはずはない。
オレは言った。
「そんなはずはない。煙草もくもく。
ガスコンロなし。サプリメントなし。
不規則。ビタミンカルシウムなし。
ほぼ炭水化物」
しかし医者は7万回ぐらい答えた質問を
辛抱強くおばさまに「自転車のルール」を説明するようなカンジで
「とても綺麗な血液です」
なんというのかな。
血液が綺麗だというのは
自称ロックスターとしては心外だ。
「お。ドロドロだね。
相当クスリやったでしょ。
あ。肺もヒドいねー」
とかさ。
それでオレは咳き込みながら言うわけさ。
「先生。
いつまで唄えますか」
控えている看護婦さんが涙を一粒。
ぽ。
なんてのがいいのに
「かおるく〜ん。血液さらさら〜」とか。
ふざけんなってんだ。
よし。
将来の夢はと
47歳のカオル君に尋ねたら
「やっぱロックスターだな」と答えよう。
…ここを見に来てみたら、
その1分前に記事がアップされていて、びっくり!
夢があるっていいですね!
体調はよくなられたのでしょうか?