好きな場所で丸くなり
ときどき怪我の辺りをなめる。
肉眼で確認できたのは前脚だけ。
2cmぐら毛がめくれ血で濡れている。
見た目は「ちょっとぶつかってころんだー」のカンジだ。
当たり前だがレインは「医者という選択肢」を知らない。
舐めて自然治癒しなければ終わりということが
動物には「自然」なのだろう。
個人的には傷の「理由」が知りたい。
それは防げることかもしれない。
レインが怪我をした日に
「黒猫の絵が落ちた
誰かがレインの写真を投げた」などあるが
オレは「いっさいオカルト的因果関係はない」と想っている。
レインは「それだけですんですごくラッキーな黒猫ちゃん」かもしれない。
たかだかネコ1匹の怪我でぎゃーぎゃーわめくオレは
原発事故現場なんかに残された動物をみるとつらい。
避難する時に首輪したらダメだよって。