オレは体調が悪くて残されたご遺族に
こーじの作品を渡して帰ろうと。
たくさんのヒトが「カオル大丈夫か/元気?/いまなにしてる?」等
声をかけて頂いたが大丈夫ではないし声もあまり出なかったので
ほとんど無視をした。
サクラはじめ大きな花を贈ってくれたり
メッセージも多く届いた。
カオルにとってふたりの死は
うまれてからいちばん苦しいできごとなので
まだまだつらい。
そういうときは無惨な状態の遺体身元確認を
しなければならなかったご遺族の無念と
その想像を絶する役目を想う。
オレの死体やガラクタを掃除するヒトが
少しでもラクになるように部屋は毎日掃除している。
暑いからレインのご飯が腐らないように。
さっきこーじの相方のマツと電話。
「1日がものすごく長い」と同感。
個人的に愚痴ればオレはベルズ側で
献花に来てくれた方々を迎えたかった。
もっといい会場で献花はおおきな丸いカゴ。
芳名帳8冊:献花1列というヒドいバランスにはしなかった。
もっと清潔な会場を選んだ。
だいたい会場になぜ「音楽」が流れていないのだろうか?
愚痴終わり。
もうすぐ夏も終わる。
1回ぐらいは元町プールへ行きたい。
恋人がいたらいいなあと想う。
プールサイドで夕焼けを眺めて。
チャイナタウンを腕を組んで徘徊する。
去年の春にスタジオに行く途中
自転車に乗ったこーじとりえにばったり。
ふたりは少し照れくさそうだからオレは
ひゅーひゅーとヘタな口笛で冷やかした。
またいつか