アルコールに対してコントロール不能になるアルコール依存症。
治ることはなくアルコールを飲まないことで進行を止めるしかない。
酒はやめて12年になるのだが
「依存体質」というのがなくなったわけではない。
50歳までのオレの歴史は依存の歴史だ。
ギャンブル・薬物・セックス・アルコールなど
これらに依存してコントロールをなくしていた。
社会的に悪いものだけではなく
創作活動もほどほどにということができなくて
いちどスイッチが入ると寝食を忘れ没頭してしまう。
働きもせず依存にふりまわされ音楽やブログなどの活動をしていた。
共依存という依存症者に魅かれてくる人にお金の面倒は見てもらっていた。
去年の4月にオレは脱法ハーブのやりすぎで
家族に取り押さえられて45日間の強制入院をしていた。
退院してきてすぐ借金をしてまたハーブを買った。
それから今年の1月にやめようと想うまで
毎日ひきこもってハーブをやっていた。
ココロを閉ざして孤独な日々。
とりつかれたようにハーブを吸い続けた。
いまはその治療に通っているんだけれど
なかなかうまくいかない。
ハーブをやめて隠れていた鬱が出てきた。
なにに対しても興味が持てなくなった。
あらゆる依存対象をなくし部屋で寝てばかりいるようになった。
オレは便宜上こう考えている。
「強制入院でオレは変わった。
いちどカオルは終わったのだ」と。
オレは新しいカオルになりたいんだ。
今日もそのきっかけを探している。